カチガラスさんが投稿した口コミ
2025/9/1 (月) シジュウカラ (四十雀) スズメ目 シジュウカラ科 留鳥 (北海道基準)
於 : 2025/5/7 伊達市 北黄金貝塚
エゾコゲラ(営巣地)のすぐ近くで、今度はシジュウカラの巣作りに出会った。
植物の繊維を拾い集め嘴一杯に咥えて、樹洞(じゅどう)に入って行った。
カラ類 (シジュウカラ・ゴジュウカラ・シロハラゴジュウカラ・ヤマガラetc) は、キツツキ類が掘った古巣穴を「二次樹洞利用鳥類」として利用する一方、自身は「二次樹洞利用哺乳類」や他の樹洞利用鳥類へ住み家を提供する。
いわゆるキツツキ類が掘った巣穴の再利用であるが、使用に当たっては入り口を自分の体の大きさに調整するリノベーションを行う。
樹洞とは、樹木の幹や太い枝にできる洞窟状の空洞のことで、木に傷がつき、そこから木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)が侵入し、木の内部が分解されることで形成される。
樹洞は、昆虫や鳥、哺乳類など、さまざまな動物の棲家や隠れ場所となり、生物の多様性に貢献する重要な環境となっている。
樹洞を利用する鳥の代表は、フクロウにオシドリであるが雛の巣立ちは高い樹洞から落っこちるという類で、未だ飛ぶことの出来ないフクロウは樹洞近くまで鋭いクチバシと足の爪を使って攀じ登っていく。
地上に落ちたオシドリの雛は、親鳥の後を追い水場へと。
森の常緑・落葉樹には迷惑な木材腐朽菌との関係も生物の生態系に寄与している。










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