カチガラスさんが投稿した口コミ

 2025/4/23 (水)
 北海道(留鳥・夏鳥)探鳥の旅へ

 初めて、北の大地を踏みしめたのは学生時代の夏であった。
 十九、二十歳の頃、陸奥・北海道へのヒッチハイクの旅。不確かな遠い記憶を拠り所に探鳥地を刷り込んでいくと、北海道のほぼ全域へと・・
 海路により小樽港への上陸を考えてみたが、それでは北海道を感じ取った駒ヶ岳への印象が余りにも違いすぎる・・
 津軽海峡を渡って、函館へ・・我が青春の動線を手繰り寄せたいのである。

 津軽海峡を渡る青函連絡船はトラックの荷台に潜んで、渡った。
 路銀が枯渇した阿寒湖では先住民族の衣装を纏ってのアルバイト。「お客さん内地からですか? 」と、熊に鮭の木彫りが飛ぶ様に売れた。
 往時、北海道のお土産で、熊に鮭の木彫りはステータスシンボルそのものであった様だ。
 ユクレップ爺さんにトラックの運転手さん等は優しかったなぁ~・・「刻石流水」を胸に刻んだ。

 利尻島では子犬を連れての上陸、子供らが歓声を上げ犬目掛けてすっ飛んできた。
 役所の官吏さんから犬は没収され、注意を受けた。犬が媒体するエキノコックス(伝染病)の事を初めて知った。
 番屋に寝泊まりして、利尻昆布を海岸に広げて乾かすアルバイト。海岸には波に磨き上げられたメノウ( 原石 )が散在していた。

 ハンゴーを打ち鳴らし退却した知床岳。知床では森繁久彌の「知床旅情」の歌碑を仰いだ。
 帰都し・・ヒット曲になった「知床旅情」を聞きながら、随分と溜まっていた講義の穴を埋める学友のノートの写し取り・・
 
 五度目となる北海道、我が青春の動線を手繰り寄せての探鳥を願っている。
 その北海道・・往時の印象で、「北海道は緑が薄い」と感じたものだが・・老いさらばえた年寄りに往時の感性は残されているのだろうか?   

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