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宝登山神社

秩父 長瀞 (2021・5・25)
宝登山神社⛩

長瀞岩畳に行き国道140号を境に岩畳の反対側に位置する宝登山神社⛩に参拝に行って来ました。
何度となく行っていた長瀞ですが、
この宝登山神社⛩には初めて行来ました。

荒川の左岸に山裾をひろげる宝登山497.1㍍の山頂に奥宮が、麓の山懐に抱かれるような形で本社が鎮座いたします。

今からおよそ1900年の昔の事、第12代景行天皇の皇子日本武尊が東国平定後に秩父の地にお入りになり、秀麗な山容に魅了されミソギを済ませ山頂へと向かいます。しかし突然の山火事に進退が極ったその時忽然と山犬たちが出現し瞬く間に火を消し止め、尊一行を頂上まで案内すると山犬たちは姿を隠してしまいました。この不思議に尊は山の神が御眷属の大口真神たる山犬をお遣わしになり、自分たちを救ってくださったとお悟りになり、山頂に神籬を設え尊の祖先にあたる第一代神武天皇・山の神の大山祇神・火の神火産霊神を祀り、山の名を「火を止める山」と表し「火止山=ほどさん」と定めました。このことが寳登山神社の始りと伝えられるのです。

その後弘法大師の御跡を慕う圓空が永久元年この地に草庵をむすび玉泉寺を開き神仏が静まるところとなり、ともに栄えてきました。江戸時代には玉泉寺が別当を務めて社を「寳登山大権現」と呼び維持してきましたが明治を迎えると神仏分離によりそれぞれが独立した社寺となりますが、共に支え合うかたちは今に続きます。

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