カチガラスさんが投稿した口コミ

 2024/7/28 (日)
 シマノジコ (縞野路子) スズメ目 ホオジロ科 旅鳥
 於 : 2024/5/9〜10 鹿児島県 下甑島(しもこしきじま)

 1〜2 枚目 : シマノジコ ♂の飛び出し

 3〜8 枚目 : 上 : 成鳥 (♂) 下 : 若鳥 (♂)

 9〜10枚目 : 若鳥 (♂)

 シマノジコは旅鳥で、春の渡りの季節(4月〜5月)に島嶼部で稀に観察される超レアな希少種である。
 観察事例として、対馬(佐護 長崎県)、見島(山口県)、粟島(香川県)、舳倉島(石川県)、飛島(山形県)などで報告されている。
 下甑島探鳥で知己を得たバーダーさん等は、兵庫、三重、名古屋、千葉県と多彩で、同宿の兵庫からのバーダーさんは、シマアオジにシマノジコに出会えず仕舞いで、GWも明け無念の思いで帰省の途につかれた。
 私は、四日ばかり延長してシマノジコの渡来を待つ事にした。
 「利尻礼文(りしりれぶん)サロベツ国立公園」の一部でもある”サロベツ原野”は、ラムサール条約に登録されている世界的にも重要な湿地で、見渡す限りの空と湿原が広がり、90種類以上の野鳥を観察することが出来るバーダー垂涎の探鳥地である。
 特に有名なのは、サロベツ原野だけで繁殖するシマアオジである。
 絶滅に瀕しているシマアオジは、日本ではサロベツ原野でしか見られない。
 そんなシマアオジに下甑島で巡り逢えたのである。
 
 GWが明け静寂さを取り戻した手打平野の片隅で撮影に興じているのは、地元バーダーのKさんと南日本新聞社のHさんに私の三人だけとなった。
 シマノジコは二日続けて、出てくれた。
 愛鳥週間を前にして、図らずとも Kさんに口説かれ、Hさんから取材を受けシマノジコと紙面に載る事に・・

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