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蕎麦 美酒 健肴 佳蕎庵

手打ち蕎麦と酒「佳蕎庵」_小平市@2024/06_夏至

「あじさい公園」から徒歩15分で「佳蕎庵」さんへたどり着けるようなので、猛暑の中をひたすら歩みます。

青梅街道沿いのラーメン屋さんの居ぬきですか(?)のような佇まい、まさしく「佳蕎庵」さんに到着です。
公式サイトは以下です。
http://bishu-kakyou.com/

引き戸を開けた店内は既に呑兵衛さんたちで8割方の席が埋まっています(笑)
5分ほどでカウンタ席が空き、お若く愛らしい花番さんに案内される(嬉)
ご店主はワンオペらしいので”早だし(出来る限り)”な酒肴メニューから「つまみ三点盛り」、
合わせる一献は青森の銘酒「田酒(特別純米酒)」をお願いする。

「つまみ三点盛り」でちびちびと呑んでいると、ご店主がカウンタ席に来られ”蕎麦切りは声掛けでよろしいでしょうか”とのありがたい一言。

蕎麦切りに合わせる冷酒の「飛露喜(無濾過生元原酒)」を五勺、
「生粉打ち」と「粗碾き」の味くらべと、もり汁を「辛汁」でお願いする。

「生粉打ち」は、そば粉100%で打つ、つなぎなしの十割そば。
玄ソバは益子産とのことで、益子地方は昔から、そば栽培に最適な土地柄であり良質なそばの実が採れる地方です。

江戸蕎麦切りの定法、切りべら23本を超える30本(推定)の 1mm幅の極細打ちに驚愕!
粗粉と微粉の配合が絶妙で、生粉打ちとは思えぬ繋がりの良い麺線を生で手繰れば、そばの豊かな風味と甘みが口中に広がります。
あと味もしっかりして、深い余韻が残る感じです。

もり汁は、江戸蕎麦の定法の濃い目の辛汁です。
節の風味、返しのコクと甘み、香りのバランスが素晴らしいもり汁です。

「粗碾き」は鬼皮を含む挽きぐるみで、そばの粒子がくっきり見えて星の散るさまが見事な麺線です。
玄ソバは千葉県の成田秋そば(千葉在来と思う)、有機・無農薬にて栽培とのことでした。

中打ちのグレイの麺線はインパクトのある歯あたりとともに、ひとはみすれば放たれる自然に香る“甘み”に感心させられる。
辛汁との相性は抜群です。

薬味は「おろしわさび」、「辛味おろし」、そして「さらしネギ」と上質で風味良く新鮮なもので、蕎麦湯のお供です(笑)

小一時間で店屋を後にするソロソロでした。

2024/06/29_夏至_菖蒲華(あやめはなさく)

c.u.

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5ヶ月前・41 views

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