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 2024/6/12 (水)

 鹿児島県遠征探鳥記 慈眼寺公園 → 千貫平自然公園 → 野間池漁港 → 笠沙地区 → 吹上浜
 於 : 2024/3/6〜3/10 ヤツガシラ渡来地の調査

 野間岬の南に坊津(ぼうのつ)がある。北には南さつま市金峰町に高橋貝塚がある。
 縄文時代後期を主とする貝塚で、南九州の縄文後期を代表する「市来式土器」(いちきしきどき)の標式遺跡である。
 市来式土器は、南は沖縄県から九州全域で出土し、地域間の文化交流を示す重要な土器型式となっているが、この交流も船を使って行われたに違いない。
 要するに薩摩半島、とくに西側の野間岬の近辺は海を舞台に活動する海洋民族の拠点であったと言うことで、この薩摩半島一帯に居住していた集団が薩摩隼人または阿多隼人と呼ばれた隼人族であろう。

 指宿の橋牟礼川遺跡(はしむれかわいせき)は、縄文土器が弥生土器よりも古い時代の土器であることを初めて証明した遺跡で、最近になって開聞岳の大噴火で埋もれた遺跡であることが確認された。

 縄文人も渡り鳥の習性は当に理解していたのであろう。市来式土器にはカモにツル類の大型の野鳥も煮炊きされていたのであろう。

 慈眼寺のヤイロチョウは別として、千貫平、野間漁港、笠沙地区、吹上浜の緑地(芝生)はヤツガシラが好む渡来地であった。

 1〜2 : 慈眼寺公園の山桜
 ヤイロチョウが渡来する慈眼寺公園

 3〜6 : 開聞岳と桜島が俯瞰できる千貫平自然公園

  7 : 野間漁港の緑地

 8〜9 : アコウが茂る笠沙地区の緑地

 10 : 吹上浜、天然芝のサッカーグランド

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