カチガラスさんが投稿した口コミ

 2024/5/22 (水)
 筑後川の初夏の味覚 えつ料理
 於 : 2024/5/13 大川市 三川屋

 熊本、大分、福岡、佐賀の 4県にまたがり、九州で一番大きな筑後川。
 筑後川は有明海に注ぎ込み・・初夏の頃にはカタクチイワシ科の”えつ”が産卵の為に遡上してくる。
 今年も、筑後川の夏の風物詩「えつ」の季節がやってきました。
 筑後川で 5月~7月の“3か月間”だけ獲れる幻の魚“えつ”を堪能できる「えつ銀色祭り」が開催されます。
 「佐賀市もろどみ in食の会」加盟店では、バラエティ豊かな旬のえつ料理を楽しめます。

 エツはカタクチイワシ科の一種で、体長30~40センチ。体は銀白色で金色の輝きを持ち、腹から尾に向かって、ぐっと切れ込んだ姿はナイフの刃を思わせます。
 日本での分布は九州の有明海湾奥部に限られ、5月~8月には産卵のため筑後川の上流に遡上します。
 漁の解禁時期は毎年、5月1日~7月20日。二隻の漁船の間に網を張り、上流から下流へと川の流れに乗って網を引き上げる流し刺し網で捕まえます。

 エツは小骨が多いため、食べやすくするためには「骨切り」が必要で、一尾あたり両面にそれぞれ約 150回包丁を入れます。
 エツ料理には刺身を始め、天ぷら、煮付け、塩焼き、寿司などさまざまな調理の仕方がありますが、たとえば通常、斜めに刃を入れる骨切りに加え、焼き魚にする場合は火の通りをよくするため、さらにその切れ目に対して直角に刃を入れるのだといいます。
 途方もない手間ですが、それでなくても、エツは鮮度が落ちると調理の際に破れてしまうほど繊細な魚。
 その扱いには料理人の長い経験と円熟の技が要求されます。

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