カチガラスさんが投稿した口コミ

 東よか干潟 2023.8.28 (月)

  No.193 エリマキシギ (襟巻鷸) チドリ目 シギ科 旅鳥

 1〜4 : 頭の白い首の羽が抜けた鳥がエリマキシギ
 5〜6 : 日本では完全な夏羽は滅多に観ることができない・・
 そこで、「日本の野鳥 590」の写真家 真木さんの図鑑からエリマキシギの夏羽を掲載してみた・・

 エリマキシギの♂は、配偶相手を勝ち取るために複数の奇妙な戦略を繰り広げると言う・・
 エリマキシギは主にユーラシア大陸北部の沼地や湿った草地に生息しており、その英名「ruff」は、ルネサンス期の欧州で流行した装飾的なひだ襟に似ている・・
 ♀の気を引くために、「集団求愛場」に集まって、ダンスやジャンプをしたり、他の♂に飛びかかったりして互いに競い合い、ディスプレイを行う・・
 エリマキシギの♂には、それぞれ特有の外見と配偶行動を示す 3つの型があり、♂はそのどれかに属する・・
 ①. 茶色と黒色の交じった羽毛を首にまとい、なわばり意識が強く、集団求愛場の中で自分の領分を守ろうとする「なわばり型(independent)」・・
 ②. 白い羽毛の襟巻きをまとい、なわばり型の♀の領分に侵入して、隙を見て近くの♀と交尾する「サテライト型(satellite)」・・
 ③. 外見が♀とそっくりなことを利用して、他の♂と♀の出会いを邪魔する、希少な「雌擬態型(faeder;古英語で父親の意味)」である・・

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