カチガラスさんが投稿した口コミ
国鳥・珍鳥・迷鳥 三題 2023.6.3
於 : 2021.4.2 某地
イスカ (交喙) スズメ目 アトリ科 冬鳥
“古語”から紐解くイスカの教え
交差したクチバシのことを交喙( いすか )と・・・
交喙( いすか )は古語で、ねじれてかみ合わないという意味
「イスカの嘴( はし )の食違い」と、古くから言い伝えられてきた格言でもある
クチバシの上下が噛み合わず、先っぽは左右に分かれ、更に下クチバシの先は上を向いて、上クチバシの先は下を向いている
複雑なクチバシはどう使うのか?・・・上下を少し開き加減にして、マツボックリの間に入れ込み、そのクチバシを合わすと、先が曲がって食い違っているために・・マツボックリの笠の間を押し広げ、中の種子を容易に取り出すことができるという仕組みなのだ・・
マツカサを実らせるアカマツ、クロマツ、カラマツ、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹の実を主食にしているイスカ・・・
・・・野鳥は餌を分散させることで、お互いが生き永らえて来た・・・
クチバシの構造まで変える野鳥の進化には恐れ入った
これ迄の野鳥撮影で、最も珍鳥で希少種のイスカとの出会いとなった
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