カチガラスさんが投稿した口コミ

 於 : 2022.6.10〜19 背振山系
 カッコウ ( 郭公 ) カッコウ目 カッコウ科 夏鳥

 鳴き声で、世界中の人々に親しまれ、知名度の高いカッコウ
 『ヨーロッパでは、カッコウの季節になると、少女はその最初にきいた鳴き声の数で、自分が何年たったら結婚するかを占います。
 フィンランドやロシアでは、鳴き声を悲しみの声として、フランスでは明るく楽しい声として、それぞれの民謡の中でうたわれています。』
 出典 : 「日本の鳥百科」サントリーの愛鳥活動より一部抜粋

 日本人には鳴き声と共に”托卵(たくらん)”をする鳥として、知名度は高いものと・・・
 托卵とは、相性の良いモズの巣を見つけたカッコウが、モズの巣に自分の卵を産み落とす
 親も親なれば、子供も子供もで・・・モズより早く孵化したカッコウ( 雛 )の最初の仕事は、モズの卵を背中で押し上げ巣の外に捨てる
 そんな事とは・・つゆ知らずのモズの親鳥は、せっせとカッコウの雛に餌を運んで育てる
 やがて、モズの親鳥より大きく育ったカッコウの雛・・・今度は体の各部をあたかも数羽の雛と見せ掛け・・モズの親鳥に餌を運ばせ続ける
 托卵する鳥は体温変動が大きい傾向ににあるため、体温変動の少ない他種に抱卵してもらう事が安全に繁殖できるとする説が有力となっている
 では、カッコウに托卵された鳥が絶滅しないのは、卵の識別能力を習得するからだと・・・成功率は定かでない

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