カチガラスさんが投稿した口コミ

 於 : 2021.10.24 佐賀市
 ベニトンボ ( 紅蜻蛉 ) 一年多世代

 2019/9/8 南方系のアオビタイトンボを観察して以来、アオビタイトンボは毎年見られる様になった
 二年後、今度はベニトンボの出現に驚いた
 近年、チョウやトンボなど、さまざまな南方系の昆虫が分布域を北へと拡大し、佐賀でも普通に見られるようになってきた
 ベニトンボは、その名の通りオスが紅色をしたトンボで、かつて国内では鹿児島県でしか確認されていなかったトンボである
 
 一般に、このような南方系昆虫の北への分布拡大は、地球温暖化の影響によるとされている
 特に、従来は冬の寒さで死亡していた昆虫が、暖冬化により越冬できるようになった事が大きいとされている
 ただし、現在の佐賀の冬の気温は、ベニトンボが分布を拡大する以前の南西諸島よりもまだ遥かに低い
 また、鹿児島系統のベニトンボが、なぜ以前から飛地のようにそこに生息できていたのか?
 ベニトンボに関して、本当に地球温暖化が分布拡大の原因なのか?
 短絡的に地球温暖化と決めつけずに、客観的事実を積み上げていくサイエンスの本質を見失わないようにと願うばかりである

 1〜3 : ベニトンボ
 4〜6 : アオビタイトンボ

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