カチガラスさんが投稿した口コミ

 史跡 旧滝沢本陣
 於、2022/11/3 会津若松市

 “鶴ヶ城 籠城戦”(二枚目の画像)に釘付けになった。 
 言葉( 漢字 )の使い回しといい、達筆による勢いのある貴重な史文が朽ち落ちようとしているのは余りにも勿体無い。
 額縁に入れ、大切に残して欲しい。
 会津には「什の掟」があって、朽ち果てさせてはならぬものです・・・・、「ならぬことはならぬものです」と。
 
 晩秋の斜光が突き抜ける弾痕の痕跡に刀疵といい、地元の篤志家の筆であろう”鶴ヶ城 籠城戦”は、耳目に慣れた会津藩の悲哀の史実であった。
 アームストロング砲は佐賀・鍋島藩から長州の大村益次郎の懇願によって、貸与されたことなど・・。
 更に、松平容保公の江戸迄の警護には、丁重に鍋島藩が関わっていたことなど・・。
 確か、「アームストロング砲の威力は猛烈であり同じ民族を殺傷するためには使わせない!」とする鍋島藩主の閑叟( かんそう )公の趣旨に沿う形で、鶴ヶ城の破壊に留め置かれたことは、大勢の生存者数を”鶴ヶ城 籠城戦”に触れ確かめられたことで、佐賀県民の一人として安堵もした。

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