DJゴン太さんが投稿した口コミ
宝珠山 立石寺
本当に岩にしみ入る蝉の声が良くきこえて、芭蕉の気持ちになれました。石段はほぼ林の中なので気温34度でしたが、まだ思ったよりマシです。しかし夏場は着替え必須ですね。山寺と言われるお寺です。階段が1070段あるので、タオル、水分は持参で。狭い山上に建立されたので、参拝するのに、里山とは異なる険しい九折(つづらおり)の石段を息絶え絶えで登ります。これまでもたくさんの方々が踏みしめて来た歴史(とき)の石段は、樹木の根や険しい石や人々のその重みで狭く曲がっていました。江戸時代松尾芭蕉や曾良も訪れた古刹の御寺「立石寺」。
「閑かさや 巖に染み入る 蝉の声」
一段一段区切りを付けながら心の重みを少しずつ取り除き登ります。見上げる程の長屋門にたどり着く頃には疲れた心身に山峡の風が軽やかです。
境内に入り更に登りつつ振り返って見れば、眼下に山門近くの集落が小さく見えました。
途中の石段で心身の重みを降ろしてきたからなのでしょうか。五大堂の欄干からや頂上付近からの眺めは鳥になった気分で清々しいです。
頂上付近の崖っぷちにある修行場でしょうか?小さな祠が見え隠れする風景。修行僧が籠って仏門仏の道を歩んだ山寺「立石寺」
畿内にあるような豪壮華麗な御寺とは異なり、羽前山形の決して豪華ではないけれど、古刹の「立石寺」です。
石段を踏みしめて心軽く成るように、一度とは言わず何度でもおいでになりませんか。
おびんずるさまが優しい笑顔で待ってます。
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