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沖縄県

天然記念物になった経緯

1970年(昭和45年)、小笠原諸島に生息するオカヤドカリが稀少(かつ数が減少している)と認められ、天然記念物に指定されました。
しかし、その2年後の1972年に沖縄返還があり、現地へ行ってみるとビックリ。オカヤドカリが沖縄にも生息していることが判明。しかも沖縄では生息数も(むちゃくちゃ)多かったのです。当時、沖縄ではオカヤドカリは釣り餌に使われていました。
釣り餌用に専門の捕獲業者も存在していました。当時のオカヤドカリの取り扱い量は50tを超えていたらしく、杓子定規に捕獲規制すると、生活に困る業者さんが出てくる規模だったそうな。
地元の人々からすると、その辺にたくさん歩いている生きもので、「え?これ天然記念物なの?とっちゃダメなの!?えー!?」って感じです。仕方ないと、一部地域の指定業者に限り、時期・量を限定することで捕獲を認めることになったそうです。オカヤドカリが天然記念物にもかかわらず、ペットショップや熱帯魚屋さんに売っているのは、このような経緯があるんですね。オカヤドカリは天然記念物。一部地域の指定業者に限り、時期・量を限定することで捕獲を認めているだけであって、基本的にはオカヤドカリを捕獲することはできないんですね。
天然記念物の指定上、文化財保護法違反に当てはまります。

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