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玉野市

瀬戸内海に浮かぶ島々を舞台にした「瀬戸内国際芸術祭」への玄関口のひとつー岡山県「宇野港」。もうひとつの玄関口である香川県の「高松港」の方が知名度が高いのかもしれませんが、「宇野港」は鉄道の便もよく、港周辺で集中してアートに触れることが出来るのです。瀬戸内海の島々に渡る前に、ここで時間をかけてじっくりと散策すべき野外展示スポットをご紹介いたします。
JR岡山駅から瀬戸大橋線と宇野線を乗り継いで約50分。終点の宇野駅のモダンな姿です。この駅舎は、瀬戸内国際芸術祭2016の作品「JR宇野みなと線アートプロジェクト」の一つとしてイタリア人アーティストのエステル・ストッカーによりアート化されたものです。「JR宇野みなと線アートプロジェクト」とは、宇野線全8駅のうち宇野駅寄りの4駅の常山駅、八浜駅、備前田井駅、宇野駅でアート化が展開されていて、色はどの駅も白と黒によるシンプルな構成ですが、それぞれデザインが異なり、宇野線の途中から駅舎の鮮やかなデザインに触れることが出来るのです。ここで少し歴史について―かつて、瀬戸内海を挟んで高松を結ぶ「宇高連絡船」」の拠点であった宇野港。客船、貨物船、客貨船、そうして「海の新幹線」のキャッチフレーズであったホーバークラフトなどが頻繁に就航していた「宇高連絡船」も昭和63年の「瀬戸大橋」の開通とともに平成3年にその幕を閉じました。その遺構がひっそりと残っています。現在では、経営母体が変わったものの、従来と同じ、高松を結ぶ航路。そうして直島。さらに豊島経由小豆島行の3航路が、フェリーと高速船で、この宇野港から就航しています。

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