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岡山県

赤いベンガラの街・吹屋でノスタルジックな旅を楽しむ。赤いベンガラの街・吹屋でノスタルジックな旅を楽しむ山里にひっそり息づく街、岡山県吹屋(ふきや)地区。江戸時代、赤の顔料「ベンガラ」の産地として栄え、商家たちがつくった“赤い”街並みを今に残します。当時の繁栄ぶりと、時代の移ろいに思いを馳せる、ノスタルジックな時間を過ごしてきました。岡山市の中心部から車で約2時間、山を越えてたどり着く岡山県高梁市成羽町の吹屋地区。元々銅山の開発で形成された鉱山町は、1707(宝永4)年、赤色の顔料「ベンガラ」を国内で初めて開発したとされる、由緒ある地域です。吹屋のベンガラは、焼いても綺麗な赤色が残るクオリティの高さから、全国的に需要が拡大。江戸時代末期、ベンガラ景気に沸く吹屋地区で、ベンガラ商家が話し合い、一から街をつくりました。
ベンガラ色にこだわるため、赤銅色である「石州瓦」(島根県石見地区で作られる粘土瓦)を屋根に敷き詰め、壁には防虫・防腐効果もあるベンガラの漆喰壁を採用。実際に、島根県から瓦職人や宮大工を呼び寄せ、確かな職人の腕によって独特の赤い街並みが形成されていきました。いまで言う「都市デザイン」の走りです。

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