ぷかちいさんが投稿した口コミ

北条駅

妖精たちのカーニバル。
1年に1度、世界中の森で開催される、真夏の祭典。
7月の新月の夜、森の妖精たちは1年間拾い集めた、森の悪行、邪悪、全ての汚れを
胸に抱き抱え、百日紅や合歓、やまぼうしなどの森の樹木に乗り移り、その姿を、
美しい花々に変えると、世界の森の祭典が始まります。
いつしか虫たちは自慢の楽器を持ち寄って、キリギリスの指揮で即興のオーケストラ
を作ると、その音色に合わせて、鳥たちが自慢ののどを披露します。
足踏みしながら七人の小人たちが現れたのにつられ、タヌキやシマリス、アライグマ
はたまたカモシカやイノシシが、華麗なタップダンスを披露し、8月の満月の夜、
祭りは絶頂を迎えるのです。耳を澄ませば、ドンドンピーヒャラ、ドンドンピーヒャラ
♪森の願いよ天まで届け、美しい森よ永遠に、シャンシャン手拍子、足拍子♪
森の願いが叶うなら、次の新月まで私たちは唄い続けましょう。踊り続けましょう。
そしてこの美しい花々を全部差し上げましょう。ドンドンピーヒャラドンドンピーヒャラ
杜の願いが叶うなら、寒い寒い冬までに、赤や黄色やオレンジの毛布をかけてくれますか。
冷たい雪が降る前に。。シャンシャン手拍子足拍子♪8月の満月のば夜、そおっと、耳を
澄ませてみませんか、もしかしたら聞こえるかもしれない。そして森の願いが叶ったら、
雪が降る前に森が綺麗な布で覆われているかもしれない。こんなコロナの年だけど、
森の妖精たちが私達にも幸せの時間を作ってくれてるかもしれません。
因みにこの話は全くの作り話です。ああ、親指姫、、忘れた。。

いいね 89 件・コメント 15 件

4年前・250 views

投稿を削除しますか

キャンセル

削除