オサム ニシさんが投稿した口コミ

常昌院の境内では、冬は梅、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、など、四季折々の豊かな自然を観賞できます。背景にある鳶尾山や、近くに流れる中津川の四季の移ろいとともに、”花香る、里山の寺”としての常昌院へ散策に行って来ました。

常昌院は400年の歴史を持つ、曹洞宗の寺院。鳶尾山を背後に擁し、古くは修験の信仰が深く根づく「里山の寺」です。
以前は沼や池が多く、水が豊富な場所で、特に境内には水の絶えない沢があり、「雨乞いの場」として信仰されていました。

本尊は「釈迦牟尼佛」ですが、元の本尊は「地蔵菩薩」でした。「三宝大荒神」、「弁財天」「薬師如来」「妙見菩薩」「十一面観世音菩薩」など、密教系の仏像を祀っています。禅宗寺院でありながら、密教や修験的な民衆信仰のおもむきが今も息づいています。

境内の寂光苑にはパワースポットと言われている場所が5カ所あります。本堂再建のため敷地を整備していた時、お釈迦様の生誕日に地中から出土した大岩石を「釈迦石」と命名しました。ほかにも「守護の泉」「大地の声」「座禅石」「つぶやきの岩」があり、参詣する人々が大自然のエネルギーと一体となり、精神の深まりを体験できる場所です。

年間を通して花の散策ができる場所です。

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