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祇王寺
京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町にある、祇王寺さんです。
祇王寺さんは、平清盛に寵愛された白拍子の祇王が、母と妹とともに出家して入った尼寺です。
祇王は平清盛に寵愛をうけ、祇女も世に知られるところとなり、母の刀自には清盛から屋敷が与えられ、親子三人は安寧に暮らしていました。
そこに現れたのが仏御前でしたが、度重なる門前払いを受けた仏御前を不憫に思った祇王がとりなしたことで、清盛の屋敷に入りました。
こともあろうに、その後清盛は、たちまちに仏御前に心移りし、祇王は屋敷から追い出されてしまい、妹の祇女と母の刀自とともに出家し、尼僧となって嵯峨野で仏門に入りました。
何という皮肉な展開でしょうか。こういう悲恋の物語が背景にあるお寺なんです。
7枚目の画像にあるのが、左が祇王・祇女姉妹と母刀自の墓とされる宝篋印塔で、右の五輪塔は、平清盛の供養塔です。
いずれも鎌倉時代のものが残されています。
京都にはいくつもの「苔の名所」というべきスポットがありますが、とりわけ人気を集めるのが、ここ祇王寺さん😊
これから梅雨にかけて、苔が生き生きと輝くシーズンですので、ぴったりのスポットですね☘️
ただ、祇王寺さんも、台風の被害を受け木々が倒れ、日光が直接苔に当たるようになったことで、晴れの日が続くと苔が茶色くなってしまうそうです😅
(以前よりもお庭が明るく感じたのは、そういう原因があったのかと思いました)
そういうこともあり、職員さんにより、毎朝6時頃から2時間ほどかけて水をまき、落ち葉の掃除など、毎日庭の手入れをされています✨
その努力もあり、伺ったときも美しく緑に輝く苔が出迎えてくれました🤗
前後しますが、1枚目の画像にある草庵の吉野窓ですが、窓の外には季節の草花が植えられ、見る時季によって表情を変えます☘️
時間帯によって影が虹のように見えるため、「虹の窓」とも呼ばれているそうです🎶
嵐山の中心部からは、約15分くらい歩いた場所にありますが、嵯峨野という静寂の地にひっそりと佇む悲恋の尼寺も、なかなか風情がありますよ✨😊✨
❇︎最後までお読みいただき、ありがとうございます🎶
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