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東京駅 赤煉瓦

1914年に完成した東京駅の設計者は辰野金吾。日本銀行本店をはじめとする銀行建築を多く手掛けた近代建築の巨匠。当時の丸の内が煉瓦や石造りであったことを意識して、「ルネサンス様式」の赤煉瓦建造物として設計しました。煉瓦は埼玉県深谷市にある日本煉瓦製造(2006年に廃業したホフマン窯の工場)のものを使い、煉瓦の積み方はイギリス積。

東京駅より一足早く煉瓦を利用し1872年に完成した富岡製糸場の設計、建設はフランス人技術者監修で行われたためフランス積みです。
このフランス積みは国内では明治初期の建物で多く採用されましたが現存するものは少なく明治中期から後はイギリス積みが主流になっていきます。
フランス積みは見た目に優雅ですが手間がかかりイギリス積みのほうが効率に優れ強固であると考えられたといわれます。

富岡製糸場設立の立役者

尾高惇忠
「政府の役人として関わった責任者で、ブリュナ(フランス人指導者)と建設地の選定から建築資材の手配など富岡製糸場の設立に尽力しました。また、富岡製糸場の初代場長となり、娘の勇を「第1号工女」として入場させました。
青天を衝け でも出てきましたね


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