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松尾大社

お酒の神様
神聖な水を飲みにサイクリング

松尾大社は大宝元年(701)に建立された社で、酒づくりの神様として有名。境内に足を入れると目を引く山のように積まれた酒樽は、各地の酒造業者が奉納したもの。亀の井とよばれる湧き水を元水に加え酒を醸造すれば腐らないという言い伝えがある。4月下旬には楼門から本殿の間の一ノ井川沿いなど境内一円に3,000本もの山吹が咲き誇る。
また、それぞれ趣の違った庭が集まる「松風苑」がある。これらの庭園で用いられた200余個の石はすべて徳島県吉野川の青石(緑泥片岩)で、昭和45年(1970)着工、昭和50年(1975)5月に完成。
「上古の庭(じょうこのにわ)」(磐座風)
松尾山中の頂上付近にある巨岩が信仰の対象になったといわれており、古代の磐座を模して造られたのがこの庭である。祭神である二つの巨石の男女二神を囲む岩石群は、随従する諸神を表し、地上一面に植えられている丹波笹は高山の趣をあらわしている。
「曲水の庭(きょくすいのにわ)」(平安風)
松尾大社が最も栄えた平安時代を表現した庭といわれ、御手洗川の清流が七曲がりして山麓を洗い、岩が点在する山からこれを見下ろす優雅な姿をあらわしている。
「蓬莱の庭(ほうらいのにわ)」(鎌倉風)
鎌倉時代に代表される回遊式庭園で、不老不死の仙界にあこがれる蓬莱思想を表しているといわれ、岩の間から噴出する水が鶴形に池に注ぐところ、多くの島が点在し、周囲を回遊しながら眺めると、自ら仙界に遊ぶ境地になると表現している。
#山分け

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