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国立科学博物館

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デイノケイルス🦖

初見の恐竜、デイノケイルス🦖

模式種はデイノケイルス・ミリフィクス (Deinocheirus mirificus ) 。デイノケイルスはコエルロサウルス類のオルニトミモサウルス類に分類されたが、それまでの獣脚亜目の単純な二分法に再検討をもたらした点で注目される。

この恐竜の発見・記載以前は、獣脚亜目の恐竜は大型のカルノサウルス類と小型のコエルロサウルス類に明確に分けられていた。前者はアロサウルス・メガロサウルス・ケラトサウルスなどがふくまれ、ティラノサウルスも当時はカルノサウルスの仲間とされていた。これらは大きな体躯、大型の獲物を攻撃・捕食するための大きな頭部と口、体と不釣合いに小さな前肢が特徴である。後者は体が小さく大部分が全長3メートル以下であり、頸部が長くて頭は比較的小さく、自分の体よりずっと小さな獲物を捕らえるか、もしくは雑食であり、前肢は長く大きい。

それまでは小型のグループとされていたコエルロサウルス類に、カルノサウルスに匹敵する大型のデイノケイルスが加えられた結果、そうした分類は不完全なものである事が明らかになり、コエルロサウルスの仲間が非常に変化に富んだものであるとわかった。実際には発見と記載はテリジノサウルスの方が早かったが、先に研究者の注意を引いて見直しの機運を導いたのはデイノケイルスである。

2.4メートルもある腕だけが発見されていた頃は、どのような恐竜であったかは想像の域を出なかった。指は3本で、先端には鋭い鉤爪が付いているが、腕の骨そのものはさして頑丈ではない。コエルロサウルス類に属するので、頸が長く頭部も比較的小さく、二足歩行をしており、体躯に対する前肢の比率はカルノサウルス類より大きかったとの推定から、カルノサウルス類の中でも最大級のものに匹敵する全長12メートルという説があったが、もう少し小さかったのではないかという異論もあった。

新たに発掘された胴体部の化石を踏まえ、韓国地質資源研究院のイ・ユンナム(李隆濫)は「想像とはまったく異なる形態」として、全長11メートル(直立した場合の全高5メートル)とした。

とにかく‼️でかい😭✨

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