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国立西洋美術館

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国立西洋美術館 アダム

作品解説
1875年、イタリアに旅行したロダンは、ミケランジェロに大きな影響を受けて帰国した。帰国後間もなく、彼はミケランジェロの芸術を理解するために一体の《アダム》を制作したが、あまりにも直接的なミケランジェロ彫刻の模倣であったため満足せず、これを打ち壊してしまった。《地獄の門》の構想過程において、ロダンは門の両脇に巨像を立てる着想を得た。そしてその二つの像は、人類の祖であり人間の業苦の根源である原罪を犯したアダムとエヴァが最もふさわしかった。ロダンは制作にあたってカイユーという名の「鉄の顎をもつ男」と呼ばれた力技の芸人をモデルに使った。《地獄の門》の上に立つ《三つの影》は、《アダム》とそっくりの姿に見えるが上体は《アダム》ほど捩じまげられてはおらず、全体にやや穏やかである。《三つの影》は《アダム》の制作過程に生まれたのであろう。アダムの肉体と姿勢にはミケランジェロのフィレンツェ大聖堂の《ピエタ》のキリストから受けた影響がはっきりと現われている。また右手の指の表現は、システィーナ礼拝堂天井画の「アダムの創造」の神から生命を与えられるアダムの指を想起させる。1881年のサロンにこの石膏像が出品された時、これは《人類の創造》と呼ばれていた。

オーギュストロダンは天才です😭✨

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