【唐津の夏の風物詩】"海を渡る山笠" 小友祗園祭

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この記事の目次
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こんにちは。写真家の水田です。
世界を旅した後、佐賀に帰って来た当初は、風景を中心に撮影していましたが、最近は農業の生産者さんや窯元の職人さん、古い町並みや歴史的建造物など、広く撮影を行うようになりました。
今年度は、「まつりびと」という佐賀の祭りを映像コンテンツで紹介する企画の制作クルーに同行させてもらい、佐賀の祭りを追いかけています。
【さが祭時記まつりびと】
http://matsuribito.jp/
皆さんは、「佐賀の祭り」と聞いてどの祭りを思い浮かべますか?
私が追いかけてきた『まつりびと』をフォトレポートとしてこちらで皆さんにも紹介していきます。今まで知らなかった佐賀の祭りに触れたり、祭りを支える人々を知るきっかけになれば幸いです。
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【小友祇園祭】

撮影日:2018年7月27日(金)
住所:八坂神社 
佐賀県唐津市呼子町小友1026-1
唐津市呼子町にある小さな小さな港町。
穏やかな空気が流れるこの地に古くから伝わるお祭りがあります。
「小友祗園祭」と呼ばれるその祭りは、万時元年(1658)に大流行したコレラの悪疫退散を祈願するため、笠竹に御幣を付けて村内をお祓いして回ったことが起源と伝えられています。
"海を渡る山笠"というなんとも珍しい山笠で、全国的に見てもそういった形式は数えるほどだそうです。
催事は大潮の日の干潮の時間に合わせて行われ、高さ15m、重さ3tもある山笠を町の男たち総出で引き歩きます。
山笠には色鮮やかな様々な装飾がなされていて、真っ青な青空に映える様子は見ているだけで心が踊ります。
山笠には車輪がついているわけでもないので、みんなで力を振り絞って担ぎ、少しづつ少しづつ、「あーさっさ」の掛け声と共に町中を進んでいきます。
険しい表情で精一杯山笠を担ぐ様子。
上のような入り組んだ細い路地も軒先にぶつからないように慎重に進んでいきます。
山笠を引いている方たちは、お年寄りも多く、話を伺っていると「この祭りもいつまで続けられるか」と伝統の継承を心配する声もあります。
気のしれた仲間同士の、小さな小さな港町ならではの、なんだかほっこりする時間が流れています。
町を練り歩き、浜に到着したあとは干潮を待ち、海へと入っていきます。
顔が海に浸かるか浸からないかくらいのギリギリのところで海中を引いて進みます。
まるで海に浮かんでいるかのよう。
"海を渡る山笠"小友祗園祭。
町の人たち総出で山笠を引く姿をみていると、単に恒例行事として催されているだけではない、「伝統を次の世代に受け継ぐ」という強い意志と、町の人たちの絆を感じることができます。
また、町中を歩くだけで、どこか懐かしい、小さな小さな漁港ならではのゆったりとした時間を体験することができます。是非足を運んでみてください。町の山手にある小高い丘から町を眺めるのがオススメです。
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その他の県内の祭りについては下記リンクを御覧ください。
【佐賀祭事記まつりびと】
http://matsuribito.jp/
佐賀県内には、浮立をはじめとして様々な祭り・民俗芸能が各地に継承されています。県では、こうした県内各地に伝わる祭り・芸能を「佐賀の誇るべき宝」として多くの方々に知っていただくことで、その継承・発展へと繋げるため、平成25年度から県内の祭り・芸能を紹介する映像コンテンツ(番組)を制作し、放映・情報発信を行う事業に取り組んでいます。
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