獅子が舞う、鳥栖市の重要無形文化財「村田浮立」

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この記事の目次
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こんにちは。写真家の水田です。
佐賀に帰って来た当初は、風景を中心に撮影していましたが、最近は農業の生産者さんや窯元の職人さん、古い町並みや歴史的建造物など、広く撮影を行うようになりました。
今年は、「まつりびと」という佐賀の祭りを映像コンテンツで紹介する企画の制作クルーに同行させてもらい、佐賀の祭りを追いかけています。
【さが祭時記まつりびと】

皆さんは、「佐賀の祭り」と聞いてどの祭りを思い浮かべますか?
私が追いかけてきた『まつりびと』をフォトレポートとしてこちらで皆さんにも紹介していきます。今まで知らなかった佐賀の祭りに触れたり、祭りを支える人々を知るきっかけになれば幸いです。
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【村田浮立】

撮影日:2018年10月14日(日)
住所:八幡神社 

「村田浮立」は村田八幡神社の神幸祭の中心行事として、村田町と江島町の氏子によって奉納され、豊年感謝・無病息災の芸能として江戸時代から続いています。
2頭立てで舞う村田町の獅子舞浮立と、江戸時代の大名行列の様式を比較的残している江島町の行列浮立から構成されているのが大きな特徴となっています。現在は鳥栖市の重要無形文化財にも指定されている行事です。
生まれたばかりの赤ちゃんや小さい子どもは、獅子舞に噛んでもらうと病気をせずに育つと言い伝えられているそうです。
獅子舞に噛まれた子どもたちが、泣きじゃくって必死になって逃げる光景。
この浮立の醍醐味でもあります。
獅子舞も、小さい子どもを見つけるとここぞとばかりに追いかけるところは、長く続く歴史の中で受け継がれている慣習なんだなと、見ててほっこりします。
獅子舞は成人男性2人から構成されています。全身を布に覆われて視界が狭い中でも二人の動きは息がピッタリ。
浮立では、村田八幡神社で獅子舞による奉納を行ったあと、子どもたちにより太鼓や小鉦、鉦が打ち鳴らされ、その後、江島の下宮へ向かう「おくだり」へと移ります。
獅子を操る「獅子つり」。
江島の下宮での奉納が終わったあとは、再び村田八幡神社へ戻る「おのぼり」が行われます。
二人立てによる獅子の華麗な舞と、泣きじゃくり、逃げ回る子どもたちが印象的な鳥栖市を代表する浮立。是非足を運んでみてください。
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その他の県内の祭りについては下記リンクを御覧ください。
【佐賀祭時記まつりびと】

佐賀県内には、浮立をはじめとして様々な祭り・民俗芸能が各地に継承されています。
県では、こうした県内各地に伝わる祭り・芸能を「佐賀の誇るべき宝」として多くの方々に知っていただくことで、その継承・発展へと繋げるため、平成25年度から県内の祭り・芸能を紹介する映像コンテンツ(番組)を制作し、放映・情報発信を行う事業に取り組んでいます。
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※掲載されている情報は、2021年02月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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