四代目店主が起こす朝蕎麦文化&ムーブメントが楽しい!【imosen】

皆さまこんにちは!商店街レポーター、みちこです。今回は、長く続くお店も多い...

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皆さまこんにちは!商店街レポーター、みちこです。
今回は、長く続くお店も多い一番町四丁目商店街で、創業95年にもなる老舗のお蕎麦屋さんを訪ねました。

1927年創業の蕎麦屋 【imosen】

一番町四丁目商店街から細い石畳の路地に入ると【imosen】さんの看板が見えてきます。
以前ご紹介した「彦いち」さんのすぐ近くです。
お店の入口には白い暖簾がかかり、その下にメニューが置かれています。

大人気の朝蕎麦

am7:00からの朝メニューはこちら
11:00までいただける朝食セットは大人気。
旅行で仙台を訪れて、ホテルの朝食をキャンセルして食べに来る人もいるそうです。

階段を上って2階へ

お店は階段を上った2階にあります。
外から中の様子がわからないので初めての人はちょっとドキドキするかも。私もそうでしたが大丈夫です!
階段を上ると玄関?があり、靴を脱いでいると目の前の厨房から「おはようございます!」という元気な声が。
なんだか誰かのお宅におじゃましたみたい♪

今昔が交わる空間で和む

11:00まではカウンターで注文して先にお会計をします。
壁を見ると、表の看板と同じ絵と…おにぎり(おいなりさんを含む)持ち込み可の貼り紙が。
お客の気持ちに寄り添う店主さんの愛を感じますね♡

4代目店主の趣味がちらほら

座卓に座って懐かしい雰囲気の店内を眺めていると色々なものが目に入ります。
89RSの選手の皆さんもお蕎麦を食べに来られるようです♪
右に目を向けると…
額に入れられた手拭いが。そう、店主はサウナー(サウナ愛好家)なんです。某番組で見たのですが、暑い厨房で働いた後にサウナでスッキリ「整った」様子、気持ち良さそうでした♪
年代物のタンスの上に置かれているのはCDラジカセ?(ラジカセとはラジオとカセットデッキがくっついた当時としては画期的な商品。え?カセットって何って?…ググって下さい。笑)から流れる音楽と、隣のお兄さんの蕎麦をすする音がBGMで、なんとも平和な気分。和むわ~~

お待ちかねの…♪

「朝食セット」¥800
ざる蕎麦(温かい蕎麦もあります)、日替わりご飯(この日はキノコなどの炊き込みご飯)、とろろ、お新香…これで¥800はとってもお得!お蕎麦も多めですよ~♪
お蕎麦とご飯、とろろをアップで。
とろろは、そのまま食べてもよし、ご飯にかけたり蕎麦つゆに入れても♪細い千切りにした長芋の食感もいい♡
つるつるとろとろ~と酷暑で食欲が無くても食べられちゃいますね(私は年中食欲旺盛ですが♪)
お蕎麦と炊き込みご飯を交互にいただいて、お新香をパリポリ…いつもはご飯を少なめでお願いするのを言い忘れてしまい、多いかなあと思いながらあっという間に完食!
美味しかった~♡念願の朝食セットに大っ満足です♪
前の用事が長引いてしまい、何とか11:00までに行って朝食セットを食べたい!と急いだ甲斐がありました。

一国一畳の主に

お店の中を眺めていて、ふと目に留まったのが畳。
あれ?この畳の縁って…??
店主さんに尋ねてみると、何とデニムでできているそう!
前に畳の表替えをする際に、「imosenで一国一畳の主になりませんか?」と呼びかけ、不要になったデニムを提供してもらう代わりに朝食セットと交換したのだとか。
畳の制作は、仙臺流畳 草山会に依頼、皆さん愛用のデニムが今こうしてimosenの畳に生まれ変わっているんですね。
これ俺のデニムだ!なんて分かる人もいるかも♪

芋千からimosenへ

imosenという個性的な店名がずっと気になっていた私。
四代目店主の會澤健太さんにその由来を尋ねてみました。
初代店主の曾祖母せんさんが、お店を構える前に大学芋を売っていたことから、1927年創業当時の屋号が「芋千」になりました。三代目の時代に「芋」を取ってカタカナで「セン」となり、健太さんにバトンが渡された時に、初代から脈々と受け継がれたお店に想いを馳せ「imosen」とした…のだそうです。
大学芋のせんさんから95年。時代と共に様々に移り変わってきたこの街で、変わらない美味しい味と、お店に集う人たちの笑顔。素敵ですね!

四代目店主が起こすムーブメント

一番町四丁目商店街でも、昨今の景気や後継者がいないなど様々な理由で営業を辞めるお店が相次いでいます。
いつしかシャッターが下りたままの光景が珍しくなくなり、仕方ないと諦める雰囲気さえ生まれている昨今。
そんな現状を憂いた店主さんは、仲間と共に行動を起こしました。
テナント募集と貼られたシャッターが並ぶより、シャッターを開けて、そこで何かを始めたいという思いになってもらえるようなことをしよう!
今年5月に始めた活動は、協力してくれる人たちを巻き込んで少しずつ実を結びつつあります。
「楽しい街は楽しくつくる」
「やれない理由よりできる理由を探したい」
昔は良かったと過去を振り返るより、これからのことを考えよう。現状を嘆いて諦めるより今できることをしよう。
商店街も人生も、そうありたい。
一番町四丁目商店街から新しいムーブメントが巻き起こり、活力ある街になっていったらいいですね。
「行ってらっしゃい!」元気な声に見送られて「行ってきます!」と階段を下りました。
帰り際にいただいた乳酸菌飲料と、11:00からのメニュー。
腰に手を当てて飲みながら、次は豆乳ごまざる蕎麦にしようかな、なんて思ったのでした。
どうもごちそうさまでした!
まだ12:00前。商店街で買い物しよう♪

DATA

【imosen】
住所…宮城県仙台市青葉区一番町4-5-11
電話…022-223-1538
営業…7:00~14:00( L.O.)
日曜休み
https://www.instagram.com/imosen1927/
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※掲載されている情報は、2022年08月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。

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更新日:2024年3月29日

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