素人が打ち上げた花火が窓を割って民家に 3歳児が頭と腕に大怪我

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( Andreas Häuslbetz/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
大型の花火は、腕の確かな花火師により正しく設置・点火されて初めて「安全な打ち上げ」となる。中型のロケット花火でも、慣れていない人にはかなり危険だ。

■通報は1万3,000件以上

アメリカの人々がとても楽しみにしているのが、年に一度きりの「花火の解禁日」、毎年7月4日の『独立記念日』に夜空を美しく飾る花火大会だ。
その日が近づきつつある中、ニューヨーク市では違法な花火の販売と打ち上げが頻繁に行われており、それに伴う対物・対人の事故も発生。通報件数は6月だけで1万3,000件以上に上り、大きな社会問題になっている。
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■深夜の打ち上げ花火

このたびの事故は、ニューヨーク市のブロンクス区で発生した。6月24日の深夜に何者かが違法に花火を打ち上げ、それがあるアパートの6階の窓を割って室内へ飛び込み、3歳の男児に当たった。
男児は頭と左腕を負傷し、流血がひどいため父親とただちに病院へ。計5針以上も縫う大怪我だった。夜中に爆音が鳴り響き、誰もが「何事だ」と窓から外を眺めていた中で事故は起きており、数センチ脇にずれていたら、花火は男児の左胸に飛び込んだ可能性もある。

■素人による危険な打ち上げ

毎年、独立記念日の直前には違法に花火を販売する業者が現れるが、今年はそれが早くから目立っていた。購入者は「ロックダウンを無事乗り切ったことを祝うため」などと口にするという。
窓が砕け散ったほか、男児の姉が大切にしていたクマのぬいぐるみが焼けるなど、花火が直撃したアパートの一室は惨憺たる状況だった。
ニューヨーク市警が現在その花火に関与した人物の特定を急いでいるが、違法な販売業者と消費者をいくら摘発しても、いたちごっこの状況が続いているという。

■花火は発砲音に似ている

アメリカで販売される「花火」のほとんどが、威力あふれる打ち上げ型だ。素人が安易に設置した花火が誤った方向に飛ぶことほど、恐ろしいものはない。
さらに、銃社会のアメリカでは、花火の破裂音は犯罪を想像させる音でもある。夜空をカラフルに飾る花火は大変華やかだが、その大きな音に恐怖と不安を感じる人は少なくない。
(文/しらべぇ編集部・

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更新日:2024年4月19日

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