てるてる坊主の由来についてチコちゃんの解説は… 「完全に天気の子」と話題に
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15日に放送された『
』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「てるてるぼうずって何者」が話題となっている。晴れることを祈るために窓際にてるてる坊主を掛ける人もいるだろう。
気になるチコちゃんの回答は「悲劇のヒロイン」だという。てるてる坊主におこった悲劇とは一体なんなのだろうか。
江戸時代の子供の日常を描いた書物には「てりてり坊主」と紹介されていたという。天を照らす法師から来ており、「天を照らす法師」から「天照らす法師」になり、「照り照り法師」「てるてる坊主」になったのではないかと言われているようだ。
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江戸時代に活躍した儒学者・榊原篁洲の資料によると雨が続くと、晴れを祈って門の先に晴娘を模した切り絵をぶら下げる風習があったという。それを「挂掃晴娘」と呼んでいた。
てるてるぼうずの起源とされる挂掃晴娘は、両手に持ったほうきで雨雲や災いを払ってくれる少女・晴娘だという。番組では、晴娘の悲しいエピソードを紹介。
その昔、北京には美しい晴娘という女の子がいた。晴娘は頭が良く 手先が器用で切り紙が得意だった。ある年の6月、北京には来る日も来る日も大雨が続き街が水に浸かった。ある夜に晴娘が雨が降る中、天に向かって「どうか雨よ。やんで下さい」と祈ると、雨の神の使いが現れた。
使いから「雨の神がそなたをきさきにとおっしゃっている」と晴娘に伝えられた。街の人々を救うと誓った晴娘が頷くとその瞬間風が吹いた。
風が吹き去った後、晴娘の姿は見つからなくなり、空は晴れ渡ったという。切り絵として伝えられていた晴女は仏教の伝来と共に男になり、現在の白い着物姿になったと解説。晴女が生贄になって晴れたというエピソードから「悲劇のヒロイン」としたようだ。
チコちゃんが紹介した晴娘のエピソードは雨の神に対し、晴娘という生贄を差し出して晴れたということで、「この話見たことあるなと思ったら天気の子じゃん!」「どこからどう見ても完全に天気の子」といったコメントがツイッターで多くみられた。
『天気の子』も主人公の女の子・天野陽菜が生贄となることで晴れるという設定になっていたことを考えると確かに似ている。
(文/しらべぇ編集部・
)
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