音楽のプロに聞く、お薦めの曲や作品４選―映画やオペラ、ギター曲など
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音楽は心を時に揺さぶり、癒やし、励まします。
誰にでも心に残る名曲はあるもの。
音楽のプロはどんな曲に影響を受けたのかを聞きました。
廃盤になっているものもありますが、自宅にいる時間を利用し、名曲に触れてみては。
小学５年生でクラシックギターを始めた兼古さんのお薦めの曲は、中学生のころに購入したEPレコードです。
当時、“ギターの神様で世界の三大演奏家”といわれたセゴビア演奏によるもの。
兼古隆雄ギター教室の兼古隆雄さん
スペインのギタリスト、タレガはトレモロ奏法の名曲の曲名を「祈り」、副題を「アランブラ宮殿の想い出」としましたが、後に「祈り」が消えて曲名に。
兼古さんは宮殿に訪れる夕べを想像し“祈り”がこの曲の本質と思いながら演奏しています。
Ｂ面はＦ・メンデルスゾ― ンの無言歌集から「ベニスの舟歌」。
２曲とも演奏会で兼古さんのレパートリー曲に 。
兼古隆雄ギター教室
住所／町田市玉川学園２の９の９
電話／042-722-6740
町田出身のピアニストで、ぴあのオフィス代表の水野沙織さんのお薦めは、オーストリア・ザルツブルクの美しい風景と音楽が楽しめる映画。
ぴあのオフィス代表の水野沙織さん
「ドレミの歌」「エーデルワイス」他、テレビCM使用の「私のお気に入り」等の名曲ぞろい。
小学生の時、英語学習にと父親に勧められて以来、何度も鑑賞。
見る度に新しい発見があるそうで、演奏の他「ドレミの歌」を超絶技巧版の編曲や、昨年秋には同作品の音楽劇を製作し、上演も。
作品の世界を壮大にまとめ上げた「全ての山に登れ」は、公演の最後に演奏することが多い曲。
「長編ですが今こそお薦め」。
水野さんが手掛けるＳプロジェクトのHPでサウンド・オブ・ミュージックの動画を配信予定。
ぴあのオフィス代表の水野沙織さん
電話／042-703-6088
町田イタリア歌劇団代表柴田さん。
お薦めは、同団名の由来となったNHKイタリア歌劇団が1959年に、東京宝塚劇場でマリオ・デル・モナコ初来日の公演を収録したもの。
町田イタリア歌劇団代表柴田さん
シェイクスピアの戯曲「オセロー」がもとになっているジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全４幕からなるオペラ。
不出世と言われる優れたテノール歌手、デル・モナコが劇場の扉を突き抜けたとの逸話も残る“トランペットボイス”を披露する貴重なDVDです。
現在は廃盤となっていますが、通信販売サイト等で購入も可能。
柴田さんはマリオ・デル・モナコの貴重なアリア集のレコード「recital Operisticodi MARIO DELMONACO」を所有。
町田イタリア歌劇団代表柴田さん
電話／090-1734-8116
スペインの名ギタリスト、ホルヘアリサに師事し、弟子として認められた武藤さんは、曲の感情をクラシックギターで表現する名手。
そんな武藤さんをうならせた、アルゼンチン出身のギタリストが演奏するタンゴのアルバム。
武藤ギター教室の武藤吉洋さん
軽快なものから情感たっぷりに弾いているものまで「メロディーはもちろん打楽器等、ギター１本で表現する技法にとにかく驚かされます」。
27年前のアルバムですが「音楽に迷う時、元気が出ないときに聞きます」。
現在は廃盤となっていますが、他のアルバムは聞くことができます。
武藤ギター教室
住所／町田市根岸２の13の20
電話／042-707-8168
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