温泉と絶景に癒やされる！寸又峡温泉の観光スポット15選

静岡県中部の榛原郡（はいばらぐん）川根本町にある「寸又峡（すまたきょう）」は、南アルプスの麓を流れる大井川の支流、寸又川にある峡谷。近くには寸又峡温泉もあり、緑豊かな渓谷美と秘境の温泉を楽しみに多くの人が訪れています。

寸又峡といえば、絶景の橋として有名な「夢のつり橋」や、高さ100mのアーチ型鉄橋「飛龍橋」などの特徴的な橋が多く、橋の名所としても知られています。SLで有名な大井川鐵道のトロッコ列車も走るなど、見どころが豊富！これからの季節は紅葉も見逃せません。

今回は寸又峡温泉をはじめ、周辺のおすすめ観光スポットを紹介！ぜひ、休日には寸又峡温泉を旅してみませんか？

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寸又峡の代名詞ともいえる「夢のつり橋」は、必ず訪れたい人気のスポット！大間ダムによってできたダム湖の上に架かる長さ約90m、高さ8mのつり橋です。

つり橋のたもとに立つと、目の前には絶景が！まっすぐに延びた橋の両側には、鮮やかなエメラルドグリーンの湖水が広がります。

天候や季節によって湖の色は変わりますが、これは光の波長が影響している自然現象。よく晴れた日中はブルーが強く見え、新緑や紅葉の時期には木々とのコントラストがさらに際立ちます。11月中旬には紅葉の見頃を迎えますよ。

板を縦に2枚並べただけの足場はとても狭くてスリリング！一度に10人しか渡れないため、混雑時には並ぶこともしばしば。通常は往復できますが、混み合う時期は一方通行になります。パワースポットとしても人気で、板が3枚張られた橋の中央で恋の願い事をするとかなうといわれているのだとか。

夢のつり橋までは寸又峡温泉から歩いて30分ほど。1周90分の散策路「寸又峡プロムナード」の途中にあります。寸又峡プロムナードには、かつて森林鉄道のトロッコが通っていたアーチ型鉄橋「飛龍橋」や、トロッコの展示が見られる「尾崎坂展望台」もあるので、併せてぜひ訪れてはいかがでしょうか。

夢のつり橋

静岡県榛原郡川根本町千頭（寸又峡）地先

0547-59-2746（川根本町まちづくり観光協会）

・通行時間：6:00〜日暮れ前（夏季18:00、冬季16:00）
・料金：無料

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南アルプス登山の入り口でもある寸又峡は、日本有数の温泉地でもあります。1962（昭和37）年に源泉が自然湧出した「寸又峡温泉」には、旅館や民宿、ペンションといった宿泊施設のほかに町営の露天風呂があります。

とろりとしたお湯が特徴の硫化水素系・単純硫黄泉の温泉で、入浴後には肌がしっとりすることから“美女づくりの湯”として知られています。

温泉街といっても派手なお店などはなく、秘境感ある素朴さが魅力の寸又峡温泉。中でも純和風の庭園や大正ロマンをイメージしたロビーなど、風情ある「翠紅苑（すいこうえん）」は人気の旅館です。

客室には川根本町名産の「川根茶」を使用した茶香炉があるなど、洗練された空間で癒やしの時間を過ごせます。

お風呂は男女それぞれ露天風呂と大浴場を備えており、どちらも天然温泉！露天風呂は緑に囲まれた、まさに山奥の秘境といった雰囲気です。家族風呂が付いた特別室も用意されているので、家族水入らずで温泉を楽しめますよ。

寸又峡温泉 翠紅苑

静岡県榛原郡川根本町寸又峡

0547-59-3100

［日帰り入浴］
・利用時間：11:30～20:00
・入浴料：600円 ※浴室用タオル付

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寸又峡温泉内にある唯一の町営温泉が「町営露天風呂 美女づくり」。屋根付きの半露天風呂タイプのため、外の空気を感じながらも天候を気にせず利用できます。

“せっけんいらずの湯”のため、せっけんやシャンプーなどの備品はなく、使用も禁止。男湯と女湯、どちらもシャワーと岩風呂だけのシンプルなお風呂で、気軽に温泉の効能を堪能したいときにおすすめです。

大人400円で利用できる手軽さも魅力のひとつ。こぢんまりとしたお風呂のため、男湯13名・女湯8名と定員が設けられており、混雑時は入浴できないことも。週末や祝日に訪れる際は注意しましょう。

町営露天風呂 美女づくりの湯

静岡県榛原郡川根本町千頭368-3

0547-59-3985

・営業時間：10:00～18:00 ※時期により異なる
・定休日：水・木曜
・入浴料：大人400円、子供200円（ミニタオル200円）

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「SHOP＆CAFE 晴耕雨読」は、寸又峡温泉街の中にあるおしゃれなカフェ。秘境と名高い寸又峡にしっくりくる、自然の風合いを大事にした優しい雰囲気が漂う店です。

客席の多くは畳敷きの和室で、大きくとられた窓からは山々の雄大な風景が飛び込んできます。ゆったりとした時間の流れを感じながら、くつろぎのカフェタイムを満喫しましょう。

店内は飲食スペースだけでなく、地元を中心としたさまざまな作家のクラフト作品を展示・販売するスペースも。中でも東京都中野区野方にある「金時せんべい」のおせんべいは絶品と評判！たくさんの種類が販売されているので、お土産はもちろん自分用にも思わず購入したくなります。

隣接された「ハンモックカフェ」（土日祝のみ営業）の店内には、椅子代わりに設置されたカラフルなハンモックがいっぱい！夢のつり橋へ行く前後にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

SHOP＆CAFE 晴耕雨読・ハンモックカフェ

静岡県榛原郡川根本町寸又峡温泉

0547-59-2333

［SHOP＆CAFE晴耕雨読］
・営業時間：10:00～日暮れ
・定休日：不定休（冬季休業あり）
［ハンモックカフェ］
・営業時間：11:00〜日暮れ
・定休日：平日（冬季休業あり）

同じく夢のつり橋へ行く前後に立ち寄りたいのが、温泉街にある「手造りの店 さとう」です。

寸又峡温泉の歴史と同じ、1962年創業の老舗店！名物の「わさびそば」をはじめ各種そば・うどん、シカの刺身、山いも餅などの食事メニューから、疲れた体にうれしいおしるこ、わらび餅などの甘いものも食べられます。

店内では地元の特産品を販売しているほか、民芸品店も隣接。食事や休憩だけでなく、お土産を選びにのれんをくぐるのもおすすめですよ。老舗らしい、雰囲気のある店構がまた興味を引きます。

手造りの店 さとう

静岡県榛原郡川根本町千頭372

0547-59-2387

・営業時間：6:00〜18:00（冬季は7:00〜）
・定休日：なし

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夢のつり橋から歩いて15分ほどの場所にある「猿並橋（さんなみばし）」も、寸又峡で人気のスポット。朝日岳登山口と結ぶつり橋で、ハイキングコース「グリーンシャワーロード」の途中にあります。

朝日岳から寸又峡温泉へニホンザルが行き来する際に、このつり橋を一列に並んで渡ることからこの名前が付いたそう。橋の上からは岩から流れる小さな滝や、穏やかに流れる寸又川を見渡せます。

川岸には砂利が広がっており、意外と視界は良好。見上げると夢のつり橋への遊歩道や雄大な山々を眺められるなど、夢のつり橋とはまた違った絶景を楽しめます。

長さ96m、高さ11mの猿並橋の定員はわずか4名。夢のつり橋に比べて長さも高さもあるため、揺れも大きく感じられ、よりスリリングな橋渡りを楽しめるかも！寸又峡を訪れたら、ぜひこちらの橋も渡ってみましょう。

猿並橋

静岡県川根本町寸又峡

0547-59-2746（川根本町まちづくり観光協会）

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「南アルプスあぷとライン」は、川根本町にある「千頭（せんず）」駅と静岡市葵区にある「井川」駅とを結ぶ大井川鐵道井川線の愛称。

アプト式で走行する国内唯一のトロッコ列車として、鉄道愛好家からは広く知られている存在です（※アプト式走行は一部区間のみ）。

アプト式は1869年頃からスイスとアメリカで実用化され始めた、急勾配を登るための鉄道システム。車両には坂道専用の歯車が装着されており、線路の中央に敷かれた“ラックレール”という歯型のレールを噛み合わせて坂道を上ったり下りたりします。

日本の鉄道路線で最も急な傾斜区間とされる「アプトいちしろ」駅～「長島ダム」駅間を、アプト式で上ります。アプトいちしろ駅でのアプト式機関車の連結シーンは、鉄道好きには見逃せないポイント！列車から降りてその様子をじっくりと観察できます。

また接岨湖（せっそこ）の上に浮かぶ島にあるかのように見える「奥大井湖上」駅など、名物駅も通過します。山間を縫うようにくねくねと進む赤い列車に乗って、のんびりと自然豊かな奥大井の風景を満喫してみませんか。

南アルプスあぷとライン

千頭駅：静岡県榛原郡川根本町千頭1216-5

0547-59-2137（南アルプスアプトセンター）

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大井川の上流にある接岨峡に湧く接岨峡温泉。炭酸を多く含んだ透明のナトリウム炭酸水素塩泉で、皮膚の分泌を促したり、老廃物を取り除いたりする効果を望めることから“若返りの湯”とも呼ばれています。

先に紹介した南アルプスあぷとライン「接岨峡温泉」駅で下車すると、周辺には温泉付きの宿泊施設が数軒あります。

日帰りで利用したい人には「接岨峡温泉会館 せっその湯」がおすすめ。館内には無料で休憩できる大広間や有料の個室、レストランやカフェも併設されており、入浴後もゆっくりとくつろげます。

接岨峡温泉にはにぎやかな温泉街はありません。山々に囲まれた静かな場所で、温泉だけをじっくりと堪能するのもまた一興。若返りを狙ってみましょう。

接岨峡温泉会館 接岨の湯

静岡県榛原郡川根本町梅地175-2

0547-59-3764

・営業時間：10:00～20:00（12〜2月は17：00まで）
・定休日：木曜
・入浴料：大人500円、子供300円

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